シャッター優先AEモードの使い方

Camera skill

シャッター速度優先モード『S』『Tv』

シャッタースピードは自分で決められて、その他は自動で適正露出になるモードです。

カメラによって表示が『S』と『Tv』に分かれます。

・Nikon、OLIMPUS、Sony、FUJIFILMは「Sモード」

・Canon、Pentaxは「Tvモード」

「躍動感」を表現する際に適したモードになります。

下記の③点を抑えておけば快適に撮影が出来ます

①被写体の動きを強調したいときはシャッタースピードを遅く設定する。(滝、川、車の光線など)

※注意点

シャッタースピードを遅くすると白とびの写真が撮れてしまったりするので、NDフィルター必須の現場が多いです。

シャッタースピードが遅い分手振れが発生するので、三脚が必須な撮影現場が多いです。

写真は山の奥地の紅葉している沢(シャッタースピード1秒)

※三脚及びNDフィルター使用

②動いている被写体を止めっているように写真を撮るときはシャッタースピードを速く設定する。

(運動会の子供、車、電車、飛行機など)

写真は福島県の只見線(シャッタースピード1/640)

③シャッタースピードの設定で『1/25秒』『1/250秒』『1/1000秒』『1/4000秒』と大きいほどシャッター速度は速くなり、よりブレにくい撮影が可能となります。

ブログ主からのコメント

シャッタースピードを詳細に説明します。興味がある方是非読んで下さい。

シャッター速度優先AEのAEとはAutomatic Exposureの略です。シャッタースピード以外は自動露光調節をしてくれるモードの事です。

『S』はShutter speed priority automatic exposure シャッター速度優先自動露出の略で、『Tv』はTime valueの略で露出の時間量に合わせたオートのことです。

シャッターボタンは押している間だけ、奥にあるセンサーに光が取り込まれ、その瞬間を写真として映し出します。その写真の仕上がりを適切な明るさにするために、センサーに当たる光の量をこのモードで調節します。この調節は、『1/1000秒』から『1/4000秒』という人間では把握できないスピードから、『1秒』から『30秒』といった長めの時間まで、状況に応じて変える事が出来ます。